シアターリミテ

シアターリミテ|京都を拠点に活動する演劇集団

シアターリミテ

第8回勉強会Study group

消しゴムはんこ作ってみよう♪

2020年11月19日(土)担当:ナカムラ チエ

絵を描いたりものづくりをする時間の豊かさ、大切さを知ってほしいという自身の思いとリンクするカタチで、勉強会という名のモノづくり会をしています。今回は劇団員のリクエストもあり、消しゴムはんこを作りました。

凸版、凹版、平版、孔版

作るだけなら一人でもできるし、せっかく勉強会だからと版画の話を少々。 版画には主に「凸版、凹版、平版、孔版」の4種類があって、消しゴムはんこは凸部分にインクをのせて刷るので凸版の仲間 (ただ、消しゴムはんこ界隈では線彫りした版を凹版と呼ぶみたい)など。ネット上から拾ってきた画像や、 中村が学生時代に作った版画作品を押し入れから引っ張り出してきて例にみてもらったりしながらお話。思ったように話せない自分(笑)まだまだ自分自身、勉強が足らないこと実感。

彫る、彫る、彫る

この後、図書館からかりてきた消しゴムはんこの本を参考に手順を説明してから制作、、と思っていたのですが、 早くつくりたそうな空気に押され説明は省き、各自で本や手順を参考に作り始める流れにしました。 時間はあっというまに過ぎ、ちょうど時間内に各々完成させられました。 帰り道、今日作った消しゴムはんこがカバンの中にあると思うと嬉しいという参加者の思いを耳にし、やって良かったと思いました。 中村の勉強会だから参加したいと思ってもらえる、もう一歩踏み込んだ工夫をしていきたいと思います。

彫刻刀を手にするなんて、何年ぶりだろう。(長谷川)

始まるまでは、「北の国から」の田中邦衛を彫ってやろうと意気込んでいたけど、いざ彫刻刀を手にして尻込み。大人しく、見本のパンダを彫ることに。

でもそれで正解。
消しゴムとはいうものの、意外と思うようには彫れずに苦戦。力入れすぎて、刃が滑って、残さなければならない部分まで削ってしまいそう。危ない危ない。一層指先に集中する。

それは私だけでなかったらしく、他の劇団員からも一切の私語が消えた。まるでカニでも食べてるみたい。彫ってるときは上手く彫れてるのかどうか分からない。

でも、大体できたところで試し刷りをすると、あれ、意外といい感じかも。線もギザギザだけどそれも味わい。手作り感に満足です。

今年はこの勉強会で随分美術というか、図画に挑戦しましたが、どれも時間を忘れるひと時でした。

私も勉強会に参加したい!というみなさま、ゲスト参加大歓迎です!

ミニシアターのような独立性と表現性の高い舞台を追求。

社会人劇団として、同年代の大人の観劇に耐えうる社会性と娯楽性を追求した舞台を目指しています。
一見分かりやすそうでありながら、すべては分からない。
映画で言えばシネコンのような大衆的なものではなく、
ミニシアターのような独立性と表現性の高い舞台を追求しています。

シアターリミテ 主宰 長谷川 源太