シアターリミテ

シアターリミテ|京都を拠点に活動する演劇集団

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お知らせ

  • 「カミと蒟蒻」が第46回部落解放文学賞 戯曲部門佳作を受賞

    シアターリミテ主宰 長谷川源太執筆の脚本「改訂版 カミと蒟蒻」が第46回部落解放文学賞 戯曲部門佳作を受賞しました。

    この作品は2019年シアターリミテ初のツアー公演として京都・茨城で上演され、たくさんの反響をいただいた思い入れ深い作品で、長谷川始め劇団員一同大変光栄なことと喜んでおります!

    公演レポート >>

    部落解放文学賞とは、部落解放同盟が1974年に創設した文学賞。主催は、部落解放同盟中央本部と部落解放・人権研究所による実行委員会。応募作品は被差別部落の内外から募り、反差別の視点から選考されます。(※Wikipediaより)

    《受賞のごあいさつ》

    この度は第46回部落解放文学賞戯曲部門佳作受賞、ありがとうございます。
     今回の「改訂版 カミと蒟蒻」は、初演時の台本に手を入れて、大幅に書き直しをいたしました。初演時ではお客さんを飽きさせないために作っていた笑いのセリフのやり取りなどは極力削り、その分、貧しい人ほど国策の犠牲になっていったプロセスなどにページを割きました。一度書き上がっても、稽古場で実際の演技として観るとまだまだ掘り下げが浅く、稽古の度に書き直ししました。また好評に終わった京都公演後も、更に書き直しを行い、茨城公演では京都公演以上に4人の登場人物の苦悩や迷いが舞台上に浮き彫りになるように、試行錯誤を重ねました。茨城公演初日の、あの終わらない拍手を忘れることができません。

     今回の受賞は、最後まで戯曲の書き直しに付き合ってくれた劇団員、スタッフの協力と、1992年の旗揚げから28年間、舞台を観に来ていただいているお客さん皆さんのおかげです。この間、賞らしい賞に恵まれなかった私ですが、これを励みに、更に観ていただけるお客さんの胸に迫る舞台、出演者やスタッフが舞台創造を通じて生きる喜びを感じる戯曲を作っていきたいと思います。

    本当にありがとうございました。

    長谷川 源太

ミニシアターのような独立性と表現性の高い舞台を追求。

社会人劇団として、同年代の大人の観劇に耐えうる社会性と娯楽性を追求した舞台を目指しています。
一見分かりやすそうでありながら、すべては分からない。
映画で言えばシネコンのような大衆的なものではなく、
ミニシアターのような独立性と表現性の高い舞台を追求しています。

シアターリミテ 主宰 長谷川 源太